Featuerd Works
BookData
脳を「接待」する! 上手な脳内リズムの整え方
「やる気が出ない」「ミスばかりする」…は、あなたのせい? お得意様の前に、自分の脳を「接待」しませんか。「脳の接待」とは、「脳をいつもいきいきとした状態に保つための方法」。脳を接待すれば、脳のコンディションが整い、ストレス耐性が強くなります。そのための接待法としては、「睡眠」「呼吸」「マインドフルネス」を紹介。さらに、脳を積極的に働かせてパワフルに活動するために、働きが違う8つの「脳番地」の育て方も掲載。
加藤俊徳 脳内科医・株式会社「脳の学校」代表。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。1991年、脳活動計測「fNIRS法」を発見。現在、世界700カ所以上で脳研究に使用され、新東名高速道路走行中の脳活動計測にも成功。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳画像の研究に従事。帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析。著書に35万部を越えるベストセラー『脳の強化書』シリーズ(あさ出版)、『脳が知っている怒らないコツ』(かんき出版)、『人生が劇的に変わる脳の使い方』(PHP研究所)などがある。
はじめに
脳のコンディションを変えればストレスに強くなる
「良いストレス」と「悪いストレス」
第1章 脳内リズムを整えてストレスに強くなる
ストレスは、脳の成長を妨げる「拒否反応」となる
ストレスや悩みの解決には「心」よりも脳を大事にする
脳内リズムを整えるとは、どういうことか?
“間違ったがんばリズム”が、脳内リズムを破壊する!
男のストレス女のストレス
IT社会のストレスが脳を“ダメ”にする
あなたの脳内リズムの乱れをチェック
脳内リズムチェックリスト
病は脳内リズムの破壊から生じる
「休息」によって脳を接待する
「脳番地の活性を保つ」と脳が「成長」する
脳番地ごとに脳を接待する
弱い脳番地のコンプレックスを取り除く
キレそうなときは脳番地を運動系にシフトする
小脳を鍛えて柔軟なバランス感覚を磨く
第2章 脳の接待①睡眠
究極の接待術「睡眠力」を高める
睡眠がなぜ、究極の「脳の接待」なのか
安眠のリズムを持たないと脳が壊れる
朝ごはんの美味しさで睡眠の大切さに目覚める
睡眠をかえて行き当たりばったり思考が消える
新しい「睡眠常識」が明らかになって
六時間以上九時間以下の睡眠がベストの理由
「脳番地シフト」のスイッチをつくる
なぜ「サーカディアンリズム」が大事なのか
睡眠不足は、日中の覚醒障害を引き起こしている
「睡眠のゴールデンタイム」を大事にしよう
睡眠障害はホルモン異常を引き起こす
睡眠障害には、男女の違いがある
誰にでもできる週五〇時間の睡眠貯金から始めよう
良質な睡眠を得るために
「悩み」を翌日に持ち越さない
「朝食が美味しい」は良い睡眠接待のバロメータ
【コラム】光の刺激を受けないと悩みが深くなる
第3章 脳の接待②呼吸
「呼吸」で脳内リズムを整える
脳内リズムは呼吸に左右される
呼吸のリズムで脳に酸素を取り込む
ゆっくりした呼吸が脳内リズムを守る
ゲームの「脳トレ」は脳のマンネリ化を起こす⁉
正しく適応する力を大事にすれば、脳がよろこぶ
自分で「善」を選んで酸素代謝リズムを回復させる
【コラム】パワースポットに行きたいのはなぜ
第4章 脳の接待③マインドフルネス
「マインドフルネス」で脳に元気を取り戻す
「マインドフルネス」はもっとも質の高い瞑想法
マインドフルネスは「自己観察力」を高める
脳内のリズムを回復させる
マインドフルネスで、天上天下、唯我独尊になる
マインドフルネスは、ADHD患者への処方箋
自己観察することで前頭葉の理解系脳番地が育つ
自立思考で脳にエッジ効果をつくり出す
呼吸に意識を集中させる
「五感」を研ぎ澄ますことが大事
マインドフルネスは「薬に依存しない治療」
【コラム】簡単に視点を変えることができる理由
第5章 脳番地を知って、弱っている番地を徹底ケア
脳番地の活動リズムが崩れている
脳番地が限定的に使われる現代の社会環境
脳番地の基本は「感覚系」と「運動系」
記憶は繰り返すと脳に定着しやすい
目的を持つと脳は伸びていく
脳番地が働きやすい環境をつくる
脳は使われない番地から滅びていく
「脳内リズムを整える日記」をつける
「脳内リズムを整える日記」
漠然とした脳トレではなく「脳番地トレーニング」をしよう
◆接待①……悩みの基になる「思考系」脳番地を休ませる
◆接待②……乱れがちな感情をコントロールする
◆接待③……集中力を高めて脳を清明にする
◆接待④……粘り強く働く脳にする
◆接待⑤……物忘れが増えてきた脳に元気を取り戻す
◆接待⑥……記憶力に優れた脳をつくる
◆接待⑦……文章の読解力と理解力に優れた脳にしたい
◆接待⑧……すらすら書けるような脳にしたい
◆接待⑨……相手の気持ちがすぐわかる脳とは?
おわりに
脳に「心地よい」と感じさせるために
脳の快楽、欲望と休息
「何が大事か」を見極めることが接待力を上げるコツ